【神話】賢者ケイローンの最期と1人の英雄の涙|いて座

ケイローン半人半馬の姿をした
ケンタウロス族の1人。

賢者と呼ばれるほど幅広い知識は、
医学、音楽、狩猟など様々な分野に精通していた。

その知識を活かし様々な英雄たちの
教育係をしてきたのもケイローンである。

そんなケイローンの教え子の1人、
ヘラクレスが発端となり事件が起きます。

穏やかに暮らしていたケイローンを
巻き込んだ事件とは……。

【神話】賢者ケイローンの最期と1人の英雄の涙|いて座

賢者ケイローンは人里離れた森で
静かに暮らしていました。

鳥のさえずりに囲まれて本を読んだり、
気晴らしに狩りをしたりなど、
そんな何気ない日々がケイローンの幸せでした。

その日も紅茶を淹れながら
どの本を読もうかと考えていると、
何やら外が騒がしいことに気づきます。

ケイローン
ケイローン

こんな森の中でなんの騒ぎだ…?

不審に思ったケイローンが
窓から様子を見ようとした途端、
何かがドアを思い切り突き破ってきました。

ケイローン
ケイローン

?!

ドアを突き破ってきた”何か”を見てみると、
そこには同じケンタウロス族が数人ほど
倒れ込んでいました。

ケイローン
ケイローン

一体なにが……?

状況が上手く把握できないケイローンを前に、
ケンタウロス族たちは暴れまわります。

それはまるで何かから逃げているようにも
見えました。

ケイローン
ケイローン

この尋常じゃない慌てぶり、
泥道を構わず走ってきたような跡。
もしや狩人から逃げてきた…?

そう思うや否や、
窓を突き破って1本の矢が飛んできました。

ケイローン
ケイローン

…っ!

なんと矢はケイローンの腕に刺さってしまい、
その場に倒れ込んでしまいます。

?

はははっ!
どうだケンタウロス族よ!

思い知ったか!

そう声を荒げて入ってきた男。

恐らくケンタウロス族は
この男から逃げてきたのでしょう。

そしてケイローンの腕に刺さった矢も、
この男が放ったもの。

その男はヘラクレスという名を持ち、
様々な冒険をして活躍してきた、
英雄と称えられている人物でした。


しかしこれも神のイタズラなのでしょうか。

ヘラクレスは幼少の頃よりケイローンに
育てられてきており、
尊敬する師としてケイローンを慕っていました。

すぐさま倒れているのがケイローンだと
気づいたヘラクレス。

ヘラクレス
ヘラクレス

そ、そんな…っ!
先生…!先生…っ!

必死に呼びかけますが、
ケイローンは返事をしません。

ヘラクレスの放った矢には、
触れただけで死に至るという
ヒドラの猛毒が塗ってありました。

ですが、ケイローンは不死の身体であったため、
死ぬ事もできずにいるのでした。

ヘラクレス
ヘラクレス

あぁ、ゼウス様。
もし私の声が届いているのなら、
先生の不死を解いていただきたい…。

ヘラクレス
ヘラクレス

私はこれ以上、
先生が苦しむ姿をみたくありません。

ヘラクレスは天に向かってそう呟きました。

次の瞬間、
苦しんでいたケイローンの顔が穏やかになり、
静かになりました。

そして、
もう二度と目を覚ますことはありませんでした。

まとめ

のんくん
のんくん

今回は
いて座の神話についてでした!

様々な英雄に教育をしてきたケイローンですが、
その教え子によって命を落とすという
少し悲しい物語となっていました。

なぜヘラクレスがケンタウロス族を
追っていたかと言うと、

①森の中で野宿していたヘラクレスは
お酒を呑もうとした。
②森の中にいたケンタウロス族が
酒の匂いに釣られて寄ってくる。
③それを追い返そうとして弓を片手に
追いかけまわした。

こういった背景があったりします。

酒を呑みたいが為にとった行動が、
自らの師を失ってしまうことになってしまったんですね。

ヘラクレスについては他にも有名な神話が
いくつかあるので、また別の機会に紹介したいと思います。

それでは今回はこの辺で
終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました